2004年3月27日、西武×ロッテ・パリーグ開幕戦を西武ドームで観戦してきた。
一年に一度しかない開幕戦に西武やロッテのファンはもちろん、全国の野球ファンが集まったことだろう。
私は内野席に座った。試合は開幕戦独特の緊張感のある良い雰囲気の中で行われ、誰もが楽しく、熱く観戦したことであろう。
試合終了後、結果的に私の応援していた西武は負けてしまったが、残念な気持ちよりも久しぶりにこの緊張感を味わえたことに非常に満足していた。今までは試合が終わるとすぐに帰っていたが、せっかくなので一塁側の内野席から外野席まで一回りしてから帰ることにした。内野席最上段からは球場全体が見わたすことができ、非常に景色が良く、気持ちが良い。
しかし外野スタンドをに目を向けた瞬間その気持ちも吹っ飛んだ。
やけに西武ファンのライトスタンドが汚い。一面にゴミが散乱していた。同じ西武ファン、野球ファンとして許せなかった。毎試合終了後、お帰りの通路には球場の職員の人たちが大きいゴミ袋をいくつも持ってお客さんが試合中に出したゴミを捨てられるようにしてくれている。球場側がわざわざ僕らがゴミを持って帰らなくても済むようにしてくれているのに何故あえて散らかして帰るのだろうか。西武が負けてむしゃくしゃしたからなのだろうか?別に自分には迷惑がかからないからなのか?負けたらゴミを散らかして帰るのは野球ファンの常識なのか?
そんなことはないだろう、さっきまで同じ野球を見て一緒に応援したファン同士じゃないか。ゴミを散らかして帰るようなファンが、普段「最近は野球人気が落ちているのは〜」なんて言ってはいないだろうか?スター選手の移籍などで野球人気が多少落ちているのは確かかもしれない、しかしそれが全てではないのではないか?。野球を初めて見に来た人がこれを見て、帰ってから「野球場ってどんな感じだった?」なんて聞かれて「汚いよ。野球ファンってゴミも拾って帰らないんだよ。」なんて言われてしまったら野球を見に行きたいと思う人も減ってしまうのではないだろうか?
まして、こうやって散らかしていった人たちは外野の応援団と一緒にメガホンを叩いて大きな声を出して誰よりも熱く選手に声援を送っていたファンだから、なお悲しい。せっかく一生懸命気持ちよく応援したんだから、最後まで気持ちよく通しませんか?負けたからといってその気持ちをこういうところにぶつける事は決していい事じゃないと思う。
もちろんファン全員が全員ゴミを散らかして帰っているわけじゃない。球場側がファンに心地いい環境を与えるばかりでなく、球場側のその心がけにファンが協力し、両者にとって本当に心地いい環境にしていく事が出来れば最高だと思う。
何年か前にサッカーの日本のサポーターが世界から「日本のサポーターは観戦後のマナーがなっている。ゴミが残っていない。」と、賞賛された。その後、日本代表のW杯出場などでサッカーファンが膨大に増えたのは言うまでもないが、このマナー賞賛のニュースが日本中に流れたことによって安心してスタジアムに足を運ぶ気になった成りたてのサッカーファンもいたのではないだろうか?
野球にだって成りたてのファンは沢山いる。こういうファンを獲得するにはまず初心者にも応援し易い環境を球場側だけでなく、共に応援する常連のファン達にも作ってもらう事が必要なのではないか?
by teltoc
野球観戦のすゝめ