Baseball Column

企業スポーツについて考える(親会社編) [by 赤黒ミツバチ]

企業スポーツについて考える(親会社編) [by 赤黒ミツバチ]

 福岡ダイエーホークスの経営の迷走が続いている。原因は、親会社の膨大な赤字が原因だ。地元福岡では、ホークスファンが多数を占めるほどの、人気球団である。にもかかわらず、球団が、経営危機になってしまうところに企業スポーツの限界があるといわざるを得ない。
 ホークスは、企業名を外し、企業スポーツから、決別すべきである。企業名を外すと、スポンサーが集まらないという見方があるが、僕はそうは思わない。
 企業名を外して、球団のブランドを高めるだけでなく、スポンサーの獲得そのものを、見直していけば、企業名を外した方が、むしろスポンサーが集まるのではないかと考える。ただ、具体的には次のところを変えなければいけない。

 (1)今までは、スポンサーは暗に半永久的に球団を保有することを義務付けていた。だがその必要はない。球団の売買が簡単にできるようにして、3、4年おきに親会社が変わることがあってもよいのではないだろうか。そうすれば、親会社の負担は軽くなるため、親会社の選択の幅が、増えるはずだ。
 最も球団の売買が容易にできるように、譲渡加盟料や外資規制を撤廃すべきだろう。
 (2) スポンサー探しは、一流企業にこだわらず、県外の企業で、これから九州や全国に進出する企業も探すべきだ。また地元の小さな企業でもこれから九州に展開する企業が、スポンサーになってもよい。
 (3) これからは、球団イコール広告業という発想が必要で、球団は企業の知名度が上がったり、売り上げが伸びることにより、スポンサーや地域経済に貢献するという姿勢が必要だ。
 当然球団は、広告業に精通している営業スタッフを積極的に雇うべきである。
 (4)複数の企業にスポンサーになってもらう。企業スポーツでは、なかなか複数の企業にスポンサーになってもらうのは難しい。企業名を外すことによって、多数の企業のスポンサーが集まりやすくなる。

 以上の4つである。ただ、誤解してはならないのは、「市民球団をつくります」では、だめだということだ。企業名を外すのは、経済面で自立して、よりプロフェショナルな球団に、なるためである。
 球団が地元住民だけでなく、投資家からもスポンサーの価値を認められスポンサーの収入がどんどん入ったとき、名実ともにプロの球団と認めることができる。

by 赤黒ミツバチ

Last Update : 2004/06/13 12:34