Baseball Column

10球団・1リーグ制がもたらすもの [by 東京マリサポ]

10球団・1リーグ制がもたらすもの [by 東京マリサポ]

今回が初執筆となります。以後、宜しくお願いします。

さて、早速本題に移りたいと思うが、
社会でも大きく取り上げられている『合併問題』について、
現在は「10球団、1リーグ制」の方針で話が進んでいるように思える。そこで、1リーグ制が我々にもたらす影響を将来的に視野を広げて考えていきたい。

この1リーグ制に賛成する人は止むを得ないと考える人を除けば、恐らくあまりいないと思う。
賛成するたいてい人々は
「優勝から遠ざかっているチーム同士での真剣勝負が見られる」
という理由からだろう。
確かに、そうかもしれない。
セ・パのチームの試合は日本シリーズとOP戦があるが、
日本シリーズに出場するチームは2球団。
最近はチーム力に大きな差が生じてきており、
出場チームも限られてきている。
オープン戦にしても、調整試合なので
主力選手も途中交代してしまい、
真の真剣勝負は見られない。
そういう点で考えると面白いかもしれない。

しかし10球団になって考えられることは、
球界全体の収益が減る。
当然チーム数が10チームだから
プロ野球界への門戸が小さくなるから野球をする子供の数も減る。
また日本シリーズがなくなってしまうから
早ければ5月に終戦してしまうチームが出てきて
「プロ野球は面白くないや」とファン離れが進むのは間違いない。ペナントレースの1位が即優勝。こんなシステムで面白いのか?

そもそも私は1リーグ制には反対している者の一人である。
もちろん、『近鉄・オリックスの合併問題』なんてものは言語道断である。最近、ライブドアが買収しようとしているという話はもちろん、ご存知のことだろう。しかし、それについて問われた近鉄は、「もうその話は断った。」と一蹴した。しかし、思い出してほしい。会見時にはなんと言っていただろうか?『≪買い取り手≫が見当たらないので合併する。』と言っていたのだ。
まさに、プロ野球を商売の一部としか捉えていない言動である。
こういう場で言うのはなんだが、
ホントに「ファン・選手・チームスタッフを舐めてるのか?!」
と問いたい。

もし、あなたが贔屓にしている球団が突然、無くなるとしたら
果たして、あなたは納得できるだろうか?
今、近鉄ファンはその状況に立たされているのである。

仮に、近鉄・オリックスではなく、巨人・阪神やダイエー・西武が「2球団が合併します。本拠地は…。」なんて話が持ち上がったらとんでもない議論になっていただろう。
球団の違いはあっても、同じ問題なのだ。

実際に、過去に合併の例がある。
Jリーグ、横浜マリノスと横浜フリューゲルス。
この球団も合併したがフリューゲルスファンはどうしただろうか?
市民の力により横浜FCという球団を作ったのだ。
これが我々に教えてくれるのは
『合併≠観客の動員数の増加』ということではなかろうか?
こんな納得のいかない決定の仕方で
ファンはその球団を応援できるだろうか?
少なくとも私はそうは思わない。

「NPB 〜影の原動力はファン〜」
これは私がしきりに強調している言葉である。
実際、ファンがいなければプロ野球の存在意義はない。
そんなNPBを商売としか考えていないオーナーがいる。
しかし、NPBを動かす選手たちだってそれを職としている。
選手たちには家族もいる。
それが完全に忘れられているコトに
私は言葉では表しつくせない憤りを感じる。

恐らく『10球団・1リーグ制』になったら、
私は野球というものを捨てるだろう。
もう一度、考えてほしい。
自分の贔屓にしているチームと置き換えて…。


by 東京マリサポ
熱狂的マリサポ 東京マリサポの部屋

 ←戻り先

Last Update : 2004/07/07 17:10