Baseball Column

ニュースステーションとパ・リーグ [by SHIDA]

ニュースステーションとパ・リーグ [by SHIDA]

 〜18年間の歴史の中に10.19[ロッテ-近鉄戦]〜 

世間では阪神の優勝で盛り上がった1985年10月。テレビ朝日系で「ニュースステーション」は始まった。
その番組の中のスポーツコーナーは、プロ野球の公式戦を仮に消化試合でもほとんどが映像つきで紹介していた。当時は今以上にパシフィックの試合のマスコミの露出度が低いものだった。
その中でニュースステーションは、久米氏がカープファンという反体制的な立場も手伝ってか?、パリーグの試合もしっかりと取り上げてくれていた。スタッフの中には熱心なファイターズファンもいたと言う。

放送開始以来、順調な視聴率を誇ってきたこの番組。18年間の幕をこの3月に閉じたわけだが、18年間で最も高い視聴率の放送内容は何だったのか?驚く無かれパリーグファンには忘れることのない出来事である1988年10月19日、川崎球場で行われたロッテ-近鉄戦なのである。この中継がニュースステーション内で放送され、そのときの視聴率が関西地区で平均46.4%だったそうだ。

引用〜04年3月27日 日刊スポーツより〜
関西地区での最高視聴率は1988年10月19日の平均46.4%。この驚異的な数字は、プロ野球の近鉄が「この試合に勝てば優勝」として迎えた対ロッテ戦が延長戦に入ったため、午後10時を過ぎてもNステの枠内で中継したため。同日の放送分では、東京地検特捜部によるリクルート社などの強制捜査などの詳報も伝えた。

ニュースステーションの枠で、この試合は約40分間放送されのたが、実はこの間一度もCMが入らなかった。裏話ではスタッフが試合に熱中しすぎてCMを入れ忘れたのだといわれる。この視聴率46%はあくまで平均であり、瞬間では確実に50%を超えていたと思われる。
この1988年の年末には、同番組年末スペシャルとして「ロッテ−近鉄」戦が組まれ、その特番の中で私の記憶の限りではあるが、久米氏はこのように伝えている「これは一体何だったのか?と改めて考えてみると、テレビというのはあくまでも箱であり、テレビの中に映し出される人間が躍動して初めて、見ている人も感動が伝わる。テレ。つまり遠くに離れていてもビジョンに映るからテレビジョンという名前が付けられているのだが、最近私はテレビジョンではなく人間ビジョンになって初めてテレビの存在価値が見出されるのではないかと思うんです」
このようなことを久米氏は言っていました。10.19は久米氏本人のそれ以後のテレビ観をも変えるものだったのかもしれません。

今日、東京ドームでは2年越しの勝利を目指すF岩本と、ケガからの復活を目指すMジョニー黒木の両先発であった。ドームの観衆は42000人。躍動する選手がいて、感動する場面があれば大観衆を引きつける野球がパリーグにも必ずあるはずである。これからもより一層熱いペナントレースを見せてもらいたいものである。

by SHIDA
応援系にちはむ式

Last Update : 2004/04/17 21:00