Baseball Column

ドラフト前線狂い咲き1
「ナンバーワン」を目指す男の決断(シダックス・野間口貴彦投手編)[by たかなお]

ドラフト前線狂い咲き1
「ナンバーワン」を目指す男の決断(シダックス・野間口貴彦投手編)[by たかなお]

 まだ6月の声も聞いていないのに、今年のドラフト前線が日増しに騒がしくなってきた。
 先日、社会人NO.1投手・シダックスの野間口貴彦が讀賣ジャイアンツへの入団希望をほのめかしたというニュースが全国を駆け巡った。讀賣サイドの誠意が伝わったと、どの一般スポーツマスコミもそのように報じていたが、上司のご子息(云わずと知れた野村克也監督の息子・野村克則)をもらってまで囲うことなどをしてきたことのどこが誠意なんだ!と、お怒りになった野球ファンは決して少なくないはずだ。
 しかし野間口は、春先辺りにこんな発言も残しているそうだ。
「野球に集中できる環境が1番。やるからには1番になりたいし、自分が1番やりやすくて力を発揮しやすいところに行きたい」
だからその条件を満たしたプロのチームが本当に讀賣なのか?
 かねてから野間口の自由枠を巡っては讀賣以外にも阪神と西武がしのぎを削ってきたが、むしろ野間口が望む環境なら讀賣よりも地道な選手育成に定評がある西武のほうが適していないのか?
 確かに、パリーグは世間での知名度が低いし観客動員も讀賣や阪神に比べたら遥かに劣る。しかし、野球は知名度とか注目度だけでやるのではない。最終的には己を信じること、己を鍛錬すること、そしてチームへの愛を注ぐことこそが本当のプロフェッショナルになるために必要な要素であるはずだ。
 ドラフト本番までまだ時間は大いに有る。
 本当のプロとはいかなるものなのか、自分にとっての「プロ野球」とは何なのか...これから沢山悩んだ末に決めてもまだ遅くはないはず。

野間口よ、自分のためだけでなくプロ野球の将来のためにも、もう一度よく考え直して欲しい。

by たかなお

Last Update : 2004/05/31 02:01