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Hawks2004〜他球団戦力考察D-1
他球団戦力考察#オリックス編
大崩壊した投手陣の整備が急務。復帰組と逆襲に期待。
特集アンケート:Hawksオーダー勝利の方程式


48勝88敗4分借金40・・勝率.353で最下位に沈んだ昨季・・。負け数以上に記録的な大敗も喫し屈辱を味わった。20失点以上が4試合10失点以上まで落とすと実に24試合にものぼる。これはチームとしての機能がまったく噛み合わなかった結果である。とにかく投手陣が総崩れであった。今季はフロントに中村ゼネラルマネジャー、指揮官に伊原監督を迎え“再建の年”となる。果たして昨季喪失した自信とプライドは取り戻すことはできるのだろうか?

伊原監督が目指す野球は『守り重視』の緻密な野球。まさに去年オリックスに欠けていたスピリットだ。昨季オリックス投手陣が5球団に許したヒットは1534安打・・1試合約11被安打を浴びた計算である。与えた得点は927で防御率は5.95とプロ野球史上最悪の記録を刻んだ。まずはピッチングスタッフの『抑える』という本能的な部分と勝利への執念、プライドの再生から着手しなければならないだろう。見込みがないわけではない。昨季は相次ぐ主力投手の故障離脱でローテが確立されないままその場凌ぎの荒治療で崩れていった。今季はその主力投手スタッフの復帰の目途が立っている。一昨年は防御率3.58と西武に続いてリーグ2位の実績を持つほど。たった1年で大崩壊したわけだが、今季はチーム内に『競争』という明るい状況が見える。

投手再建を託されたのは、八木沢コーチ。西武時代には工藤、渡辺久、ロッテ時代は小宮山、伊良部、またセ・リーグでも桑田、井川といった超一流の投手育成に腕を貸してきた実績がある。その凄腕コーチを招聘したところに今季に賭ける球団の意気込みを感じる。まずは昨季596の四死球を与えた制球力の向上が課題。被本塁打も207はワースト。歩かせたランナーを大きいので返される・・・という悪いパターンを繰り返した印象が強い。それがプロ野球ワーストの失点、防御率につながったのだろう。

現在、先発枠はと阪神から移籍のムーアが確定。残りは『競争』の枠の中で勝ち残りを起用していく予定のようだ。一番の目玉は昨季メジャーから逆輸入で日本球界のマウンドを踏んだマック鈴木。昨季は防御率7点台と不本意なシーズンを送った。しかし今季の意気込みは違う。OP戦でも4試合16イニングを投げ防御率1.13の大変身ぶり・・・というより本来の姿を取り戻したといったほうが正しい。これに加え一昨年の最優秀防御率の金田を筆頭に小倉、吉井、川越、ユウキ、本柳、フィリップス、小林宏らが6つの先発イスをめぐり凌ぎを削る。ほとんどが昨季名前のなかったスタッフである。復活を賭けてそれぞれが背信のシーズンへ準備を整えていることも投手再建の好材料かもしれない。

中継ぎは阪神から移籍の谷中にキャンプから元気のいい萩原、岩下、嘉勢が加わる。ルーキー歌藤の潜在能力開花も楽しみな材料のひとつ。抑えは右肩痛から復活を賭ける日本最速の山口が有力。全盛期を期待できなくとも8割方戻ってくれば、あとは実践の中で勘を取り戻していくだろう。2年目加藤が肘痛で離脱したのは痛いが、昨年にはない充実した投手スタッフと言える。ようやくタレントが揃ったという感じか。

ただスタッフが揃ったというだけでは厳しいシーズンは乗り切れないことはわかっている。あとはリーグワーストだった失策数の減少、守備力強化やチーム方針、戦い方そのものも見直さなければならない。次回は守備&攻撃面を考察していこうと思う。

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2004/3/26
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