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Hawks2004〜連覇に向けてS
連覇へ向けて〜オープン戦総括
特集アンケート:Hawksオーダー勝利の方程式

2004年、ホークスのオープン戦は16試合6勝8敗2分で勝率.428という成績で全日程を終了した。2試合雨で流れたのは痛かったが、勝敗以上に主力選手は課題を残しつつも開幕に向け順調に仕上げてきた様子が伺える。オープン戦前半は王監督の方針で“若手テスト期間”と位置付けチャンスを与えてきた。これも王者としての余裕であろうか。それもあり前半は打線が続かず負けが込んでしまったが、そのぶん井手、吉本といった若手がめきめき力をつけていった。

中でも注目すべきは即戦力ルーキー馬原。投手王国の中に入っても一番の安定感を誇る活躍を見せた。キャンプ当初、「抑え」起用というプランも持ち上がっていたが、オープン戦で先発適正を見事にアピール。有無を言わさず実力で激戦先発ローテ枠を勝ち取った。151km/h右腕という豪腕タイプという印象はなく、スライダー、カットボールの制球と球の切れの良さが目立った。マウンド度胸も抜群で“大崩れしない”という絶大なる評価を得るまでになった。オープン戦だけを見ると新垣、馬原の安定感が軍を抜いている。新垣は新球スローカーブをオープン戦で試し投球の幅ができた。カウント球ができたことでマウンドでも優位に攻めているようだ。

順調な仕上がりを見せていた和田が左指付け根の間接炎で開幕絶望となったのは痛い。また20勝エース斉藤もキャンプ時の調整遅れがそのまま響いてしまい本来の姿は取り戻せていない。オープン戦チーム防御率は4.69。16試合で84失点とやや物足りなさが残るのもエース斉藤の17イニング15失点という不調が一番の要因である。最終登板で2イニング無失点と格好はついたが、開幕投手としてはやや不安が残る内容のままだ。昨季、V原動力の中心となった2人が万全でないことが唯一の懸念材料であろう。またローテ入りが期待されていたナイトが乱調で2軍落ち・・また抑え候補のメルカドも信用を得るに至らず2軍調整を命じられた。2人の助っ人にとってはややつらいオープン戦となったが、課題はいずれも“制球力”の向上である。ファームでしっかりフォームを修正して万全の状態で1軍合流して欲しい。

これで先発枠は斉藤、新垣、杉内、馬原、寺原、グーリンが有力。ここに和田が戻ってくれば2番手に組み込まれるだろう。救援陣は流動的だが、ここでも新顔が活躍。三瀬、竹岡が開幕1軍濃厚だ。三瀬は左のワンポイント的起用が多くなりそうだが、竹岡は新人離れした強心臓ぶりを存分に発揮し先日の「抑え」テストにもなんなく応えてみせた。また広島時代ストッパー経験のある河野も落差のあるフォークを操りストッパー候補に名乗りを上げた。メルカド2軍落ち、岡本右肩痛離脱を考えると当面は竹岡、河野の2枚を併用していく可能性も高い。

野手では6年目吉本が打率.404と好調さを最後まで持続。確実性が増したことでレギュラー獲りへ一歩近づいた感がある。また空白だったライト争いはキャンプから一転、オープン戦で井手出口、宮地を逆転する形となった。打率.256ながら1本塁打6打点と勝負強さを発揮。インパクトに欠けたベテラン勢を抑えて高卒3年目としては城島以来の開幕スタメンが濃厚である。

オープン戦で見えた課題はやはり中継ぎ、抑えの固定。打線が好調なだけに試合中盤をしっかり凌げるだけの継投力が備われば万全の体制でシーズンに臨める。右の佐藤、水田、倉野に左の松、三瀬あたりがもう少し安定感を増せばいい形で抑えの河野、竹岡に渡せる。篠原、岡本が戻ってくるまでは未知数な部分が多い救援陣ではあるが、強力打線の援護を受けつつなんとかシーズン前半を凌いで欲しい。
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2004/3/22
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