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Hawks2004〜連覇に向けてE
連覇へ向けて〜長嶋ジャパンがアテネ切符を掴む!ジャパン和田が新たな勲章!
日本 0 0 1 0 0 1 0 0 0 2
韓国 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

ダイエールーキー和田からジャパンの和田へ・・。またも大舞台に動じない好投ぶりを見せ、和田に新たな勲章が加わった。これでシーズンの14勝、シリーズの1勝、アジア選手権の1勝で年間16勝を勝ち取ったことになる。しかもベテラン投手でも身震いするような大舞台ばかり・・たいした新人である。シーズンでは終盤疲れを見せ、一時期勝てないトンネルに入り込んでしまったが、この時期でもピークを維持できる自己管理能力はやはり新人離れしている。日本シリーズからの和田は3試合登板で2勝0敗、防御率1.33という安定感である。

この試合はまさに和田が流れを作ったといっても過言ではない。宮本のタイムリー、福留のファインプレーにタイムリー2塁打もあったが、韓国打線の勢いを断ち切ったのは和田の冷静な“マウンド裁き”だった。4回2死満塁のピンチでも顔色ひとつ変えず、城島のミット目掛けて渾身のスライダーで三振に斬って取る。あの黒田でさえフォークがすっぽ抜け本来の投球ができない緊張感に悩まされていたことを考えても堂々たるマウンド裁きであった。

日頃から口にする「自分の投球さえできれば大丈夫」をただ実践しただけのマウンドであった。それだけ自身のボールを信じている。だからこそピンチにも余計なことは考えず、自分のピッチングに徹することだけに集中できるのだろう。通常、「打たれたらどうしよう」とか「絶対に打たせない」と結果を先に考えてしまうものである。しかし和田はプロセスを重んじるタイプだと思う。「抑える」、「打たれる」という結果の前に、自分のイメージ通りのボールが行っているか?自分の投球が出来ているか?を先に考える。だからピンチにも変な“力み”が入らず、ベストピッチを発揮することができるのだろう。僕は和田が投げた後にマウンド上でバランスを崩した姿は見たことが無い。それだけ自然体で打者に向かっている証拠だ。アジア一の56発長距離砲、李承Yも見事に手玉に取って見せた。アジア一左腕という勲章は和田のものといっていいだろう。

これで日本は中国、台湾、韓国を撃破して真のアジアチャンピオンに輝いた。戦前から3つ勝たなきゃ意味が無い、と言われてきたがその期待通りにアジアの強豪を力で捻じ伏せた。3試合での失点はわずかに1点が物語るように、投手を含めたディフェンス面で他国との実力差を見せ付けた大会であった。アジアNO.1と言われた韓国強力打線も、和田−岩瀬−黒田−小林で完封リレー。シドニーで2度苦汁を舐めさせられた難敵のプライドをことごとく砕いた一戦であった。

野球は来た球を“打つ、捕る、投げる”という単純なスポーツという見方もあるが、そのコンビネーションにおいて他国を寄せ付けるものは見当たらなかった。打線で言えば日本の三振の少なさ、他国の多さがボールをバットに当てるという単純なようで複雑な技術的差を感じた。シドニー銅の韓国は五輪出場さえ断たれてしまった。大舞台での技術的進歩は計り知れない。これでまたライバル韓国とは大きく水が開くのかもしれない。圧倒的強さでアジアを制した日本が背負う責任は大きい。アジアレベルを高くするためにも、アテネで強豪アメリカ、キューバを破って日の丸を掲げてもらいたい。アジアの標的は手の届かない高いところまで登り詰めるだけだ。

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2003/11/8
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