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Hawks2004〜他球団戦力考察C
他球団戦力考察#西武編カズオの穴、カブレラ離脱、正捕手固定と問題山積み
特集アンケート:Hawksオーダー勝利の方程式

パ6球団の中で一番戦力的に未知数なのが西武ライオンズであろう。22年間正捕手として西武黄金期を築いた伊東勤引退、監督就任から変革の時が始まったといえよう。また昨オフに松井稼がメジャー挑戦を決意。ここでセンターラインである捕手、遊撃手の駒を失ったことになる。FAと引退が重なったためチーム編成を大きく転換することを強いられたのだ。昨年のベストオーダーからするとまったく別のチームに見えてしまう。

自ら空けてしまった正捕手の座は野田、細川を中心に競わせる形でキャンプ中から鍛えられた。ただ伊東監督のレベルに達するには時間がかかる。この若手捕手2人と監督自身が、「捕手・伊東」の残像から抜け切れないようでは育ってこないだろう。途中、故障などあったが、大きな出遅れはなく野田を開幕マスクを任せることで落ち着いた。が、投手陣の総まとめ役までの信頼はまだ得られていないのが現状である。このポジションは固定したいところだが、OP戦同様調子次第では細川との併用になるだろう。そうなると若返った投手陣への微妙な影響も考えられる。昨年の覇者ダイエーは若手投手の球すべてを正捕手城島が受けることで信頼関係を築いていった。全投手の球をすべて受けることによりその日の調子や球のキレを見極めていったのだ。若い投手をまとめていく上でも野田を中心に起用するか、もしくは先発スタッフとの相性などを踏まえたセットで細川起用という形で通したい。中途半端な起用法は避け戦略的かつバッテリー間の信頼関係構築の起用法で乗り切りたいところだ。

ポスト稼頭央には4年目の中島を抜擢。「我慢してでも使いたい。必ずモノになる選手」と伊東監督の思い入れも強い。ただ1軍での実績不足は否めない。“経験を積む期間”が必要である程度は目を瞑るしかない状況である。だからショートに関しては穴が埋まったというより、現状はリスクの方が大きいということだ。早めに結果を出させて自信を付けていくのを見守るしかない。伊東監督も我慢の起用が続くだろう。

オーダー的にはこれに大島、柴田が加わり4人の開幕初スタメンが予想される。昨シーズン、ロッテで活躍したフェルナンデスを獲得。3割打てる柔軟性に加えチャンスでも勝負強さを発揮する。フェルナンデスを加えた打線はある意味昨季以上の破壊力・・・と思い始めたところでまさかのカブレラが長期離脱・・。“カブレラ4番”を前提にした戦力補強だったためここの穴はどうにもならない。カブレラが戻ってくるまでは待つしかない状態である。カブレラの代役は当面、2年目後藤武が務めることになるが、50本塁打の打者の穴なんて到底埋めることはできない。和田を中心につなぐ野球で小刻みに得点するシーンを多く演出したい。

投手陣ではエース松坂がOP戦から絶好調。守護神豊田も安泰だ。しかし次の駒が未知数である。セットアッパーは不整脈が発症し出遅れている。開幕に照準を合わせているようだが即応は期待しないほうが賢明だ。またベテランの域に達した西口も未だ調子の波が大きくもがいている状態である。張、許の両台湾投手も全盛期の調子までは上がっていない。しかもアテネ五輪期間はこの2人と松坂、豊田が抜ける可能性もあり、勝負所の夏場に戦力薄になる不安も残っている。ここは思い切って若手主体のローテで世代交代を狙うしかない状況だ。

このように戦力的には昨年ベスト状態からするとダウンは否めない状況だ。しかし裏を返せば次代を担う若獅子たちの潜在能力が開花するチャンスでもある。厳しい船出に変わりはないが、伊東新監督の若手中心としたチーム作りに注目していきたい。

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2004/3/25
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