| Hawks!2004シーズン〜連覇へ#11 |
| Hawks!2004シーズン〜連覇へ |
プレーオフ第2ステージ 最後までエースの姿は見られず・・ L 210 012 000 6 H 000 410 000 5 勝った方がリーグ制覇に王手が掛かるプレーオフ第2ステージ第3戦。ホークスは今季パ・リーグワースト投手(防6.26)の斉藤をあえて先発に起用してきた。もがき苦しんだ今季の斉藤・・。信頼を取り戻すべく必死の調整に取り組んで来たが無惨にも6回4被弾6失点でKO負けを喰らう結果に。試合前は「今季最高の調子」と本人も首脳陣も息巻いていた。が、その過信を不安視する見方もあった。調子が悪い方が丁寧なピッチングができたりもする。斉藤はいつの自分と比較して「最高の調子」と自覚していたのだろうか?結局、自身の球の切れに騙された形で初回に早々とフェルナンデスに2ランHRを打たれ“見慣れた調子”に落ち着いてしまった。2回も思うようにボールが操れない・・。簡単に2アウトを取るも3つ目のアウトがなかなか取れない。これも今季の斉藤では見慣れたシーンだ。佐藤、赤田、フェルナンデスに3連打を浴び3失点目・・。 もはやこれまでか?と思ったがベンチの判断は続投だった。前回コラムに「先発投手への変なプライドや温情で継投をためらう」ことがあっては勝利が遠のいてしまう・・・と書いた。短期決戦では特にこの継投時期を誤ると取り返しがつかなくなることが多い。僕の不安を他所にベンチは3、4回も斉藤をマウンドに送り出す・・。 4回にホークス打線が西武先発・張誌家に襲い掛かる。張誌家もシーズン中、急にストライクが入らなくなったり、打ち込まれたりと調子の波が激しいベンチ泣かせの投手である。だから第3戦は特に“継投”が勝負を分けると前コラムで強調したのだ。井口、城島のソロHR2発で打線の勢いを取り戻すと、鳥越にもタイムリー2塁打が飛び出し4-3と逆転!脇役的存在の鳥越が勝ち越し打を放った時点で一気に流れはホークスに傾いた。 ホークスベンチとは相反して3回まで快調だった張誌家を西武ベンチはすぱっと諦める。が、ホークスベンチは斉藤続投。1点リードをもらって意気揚揚と駆け足でマウンドに立った5回のマウンド。押せ押せムードに水を差すような同点被弾をまたしてもフェルナンデスに浴びてしまう・・。さすがにこれで代えるだろうと思いきやホークスベンチの判断はまたまた続投・・。その裏相手ミスもあって再び5-4と勝ち越しに成功。試合はシーソーゲームの展開になってきた。こういうゲームでは流れを断ち切る動きが必要になってくる。それにはやはり“継投”しかないのだ。同じ打者に打たれる学習能力、修正能力のない斉藤はもはや流れを変える投球は期待できない。しかし・・・6回のマウンドには何故か斉藤が立っていた。 何故にそこまで斉藤にこだわるのか?シーズン中に何度もチャンスを与えてきたはず・・。それなのに大事なこの1戦でも斉藤にマウンドを託すだけの信頼はあるのか?新垣なら続投だろう。しかし今季の斉藤はシーズン防御率6.26、屈辱の9失点KOが3度と崩れ出すと止まらない投手に過ぎないのだ。ベンチも本人も昨季20勝を挙げた右腕の残像に最後まで振り回される格好となってしまった。おそらく6回は下位打線からということで斉藤をマウンドに送り出したのだろうが、「何故斉藤か?」の不安が見事的中する。5回裏にタイムリーエラーを犯した中島にカーブを捉えられバックスクリーンまで運ばれる同点被弾・・。この日3被弾目である。斉藤の生命線であるカーブを打たれた時点でベンチも見切りをつけなければいけない。しかしここも続投・・。疑問だらけだ。勝ちたくないのだろうか?案の定、8番野田にもレフトスタンドに運ばれ再逆転を許してしまう破目に・・。ここでやっと佐藤にスイッチだ。素人目にもこの交代は遅かった。 一方西武はきっちり継投してきた。勝ち越しを許した5回のルーキー山崎は勝ち越されるキッカケを作り誤算だったが、以後長田―星野―小野寺―豊田と小刻みに繋いでホークスの追撃を許さず6-5で逃げ切り。1点という点差以上に完勝といえる内容であった。これで西武が2勝1敗とし2004リーグ制覇に王手を掛けた。 第4戦は倉野、帆足が先発。後がないホークスは今季9勝を挙げた右腕に全てを託すしかなくなった。ただ倉野には完投能力がない。中継ぎとの併用で調整が難しかったと思うが、先発時は最高で8イニング。5、6回で握力がなくなるシーンが多かった。いずれにせよ6回あたりでの継投の勝負になる。西武打線としては倉野のスライダーの見極めがポイントとなってくるだろう。これに手を出すとのらりくらりの倉野ペースにはまってしまう。一方帆足は立ち上がりが課題。序盤に失点することが多いが、第1ステージでも初回3点を失った後、人が変わったような無安打ピッチングを披露した。ホークス打線としては早い回に捕まえないと帆足の術中にはまってしまう恐れがある。 ホークスが勝つとしたら序盤の得点を倉野がのらりくらりと6回まで最小失点で切り抜け、杉内→岡本→三瀬で逃げ切り勝ち。西武がリーグ制覇を決めるとしたら、ホークス打線がまんまと帆足ペースにはまり込み常に追いかける体制のまま豊田まで繋がれ惜敗・・・というパターンか。帆足攻略には好調の井口、城島の右打者がキーマンになる。ただここまで11打数1安打とトンネルにはまり込んだ松中の復調も欠かせない。とにかく帆足が変貌する前の1、2回に打席が回ってくる主軸でどれだけ得点できるかが試合を決定付けることになるだろう。第5戦新垣まで持ち込む展開を祈るだけだ・・。 |
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| 2004/10/9 |
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