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Hawks!2004シーズン〜連覇へ#2
Hawks!2004シーズン〜連覇へ新垣ようやく初勝利!価値ある1勝!
特集アンケート:Hawksオーダー勝利の方程式

新垣が長いトンネルをようやく脱した。開幕から4試合目の先発登板でようやく「らしさ」を取り戻す快投劇を演じたのだ。7被安打3失点9奪三振で今季初勝利をチーム19試合ぶりの完投勝利で飾った。兆候はあった。前回登板の日本ハム戦で9回を投げ8安打3失点11奪三振。自己最多の168球の熱投で白星こそつかなかったが“感触”得るのには充分な内容だったように思う。

オープン戦は絶好調・・。3試合に登板し2勝0敗で防御率2.81の安定感であった。エース斉藤の不調もあり一時は開幕投手に名乗りを挙げたほど・・。結果的に先発2番手として送り込まれることになったが、いずれも大量失点による5回持たずのKO負けと期待を裏切り続けてしまった。オープン戦ではカーブを習得したことで投球に幅ができ的を絞らせないピッチングで相手打者を封じ込んでいた。しかしカーブを覚えたことで腕の位置が通常より高くなったことによってスライダーの切れが失われたのだ。昨年、面白いようにバットが空を斬っていたスライダーが当てられる、見切られる・・。ここから投球のリズムを崩し本来の姿を見失っていったように思う。カウントが取れる球を習得したことで、空振りを取れる球を失ったのだ。新垣にとってスライダーは生命線である・・“カーブ習得”の代償は以外に大きかった。

それに気付いた新垣はすぐさまフォーム修正に乗り出した・・いやフォーム再生か・・。シーズン中ながら元のフォームに戻す突貫作業に取り掛かったのだ。4回2/3で7失点(自責点6)、3回1/3で9失点(自責点8)の内容からして時間のかかる作業かと思っていたが、以外に短い期間で再生してきた。やはり長年懸けてインプットした投球フォームだったからこそすぐに思い出せたのではないかと思う。ここ2試合では防御率3.00、20奪三振と本来の姿を取り戻してきている。何よりスライダーで空振りが取れるようになったのが復調の兆しである。今日対戦した西武・貝塚も「スライダーのキレが凄い」と言わせた。貝塚と言えば、前日サヨナラ安打を放ったヒーローで打率.421は西武で一番の高打率を誇る打者である。今、一番ボールが見えている打者といっていい。その貝塚から2三振奪ったのは目に見えない収穫である。

この勝利は新垣以上にチームにとっても大きな勝利となった。同一カード3連敗を免れたというだけではない。最終回に粘って逆転勝ちしたということだけでもない。昨日の負けのショックを打ち消すだけの勝利であったということだ。6点差を追いつき一時はリードしたにも関わらず、サヨナラ負けを喫したショックは大きかった。今日も同じような展開で9回に追いつき逆転。そして最終回、無死1・2塁のピンチで一発出れば同点という場面もあったがなんとか新垣が切り抜けた・・。もしこの試合も追いつかれたり、逆転を許すようなことがあれば完全に今季の西武に対する苦手意識を選手らが持っていただろう。昨年こそこのカード、ダイエーは勝ち越しを収めたが、前年まで21年連続負け越していた天敵である。点を取っても取っても終盤粘り強く追いつかれ逆転負け・・という展開がこのカードの定番であった。まさにその“トラウマ復活”もありえた3連戦の内容であった。しかし今日の勝ちで一気に形成は逆転したかのように思う。西武3タテで対戦成績3勝3敗なら状況は一転していたはず。長いシーズン、1試合でそのカードに対する自信、苦手という意識は芽生えてしまうもの。今日の勝利はそういった意味でこのカード残り21試合とプレーオフでぶつかるであろう西武に勢い付かせなかったこと。ホークスナインが変な苦手意識を持たなかったこと、これが大きいと思う。

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2004/4/18
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