| Hawks!2004シーズン〜連覇へ#7 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ホークス前半戦やじうま総評 打線は昨年並みに戻るも投手陣は試行錯誤 今日からいよいよシーズン後半戦突入― 前半戦を49勝32敗2分の2位で終了したホークスだったが、平均的な強さを発揮した昨季に比べると6連敗や対ロッテ戦負け越しなど課題の残る戦いぶりだったように思う。 打線は村松というリードオフマンを失いながらも開幕当初は井手を大抜擢。そして出口、宮地、高橋、荒金などを日替わりで起用してきた。当初は「固定」が望ましいとされていたが、まずは井手が右肩脱臼で今季絶望・・さらには定位置安泰のはずだった柴原が不調と故障で途中戦線離脱で2つのポジションが流動的にならざるを得なくなった。出口も途中腰痛離脱もあり外野陣がなかなか固まらない・・オーダー的にバラツキが出てしまった。これが原因で一時はチーム打率が.252まで低迷。バンド失敗などの悪循環も重なり開幕当初は勝てる試合を勝ちきれないシーンの連続であった。柴原復帰後はライトのポジション争いが熾烈に。高橋、荒金が決勝打、サヨナラ打を放つなどアピールした。しかし持続性に欠けレギュラー獲得までは至っていない。ここにきてベテラン宮地が好調を意地。打率3割目前と守備だけでなくチャンスメイクできる下位打線を演出している。開幕オーダーと前半最後の西武3連戦オーダーは、
となっている。バルデスの欠場で1戦目に井口が3番に座ったが、基本的に黄色太字が今の固定オーダーとなっている。8番、9番にライト・サードのポジションを配置するが今のオーダー。現在ライトは宮地→高橋→出口の順で起用(投手によって出口)。サードは本間の後に瑞季、開幕スタメンの吉本が控える。この8・9番にもう少し粘り強さと調子の持続があればもっと打線に厚みが増すはずだ。
ライトのポジションは宮地が一歩抜け出した感がある。サードは守備とセットで本間起用が多くなっているが、勝負強さを買えば得点圏打率.368の瑞季、同じく.353の吉本も食い込む余地はある。 主軸は高い評価を与えられる。この時期に松中が首位打者、城島が打点王である。今季は本塁打も多い。昨年同時期でチーム本塁打は81本。今季はすでに118本だから破壊力といった面では昨季以上だろう。
そして実質2年目の川崎がさらに成長過程にあるのは大きい。少なからず研究されている中でも打率.318、リーグトップの28盗塁は評価できる。レギュラー陣が昨季を上回るハイペースな打撃で村松の抜けた穴を埋めているといっていい。チーム安打数も昨年前半の平均9.9本から10.1本と伸ばしてきた。ただこういった破壊力とは逆に犠打の少なさが目立つ(リーグ5位)。西武が盗塁・犠打ともに64と隙のない野球を展開したのに対し、ホークスは37犠打に留まっている。後半は西武との一騎打ちが予想されるだけに“緻密さ”も攻撃オプションとして整備しておきたい。 投手陣は開幕当初から不安視されていた救援陣がなかなか機能しなかった。開幕時は河野、竹岡、水田に後ろを任せたが安定感がなく順番に2軍落ちも経験するなど絶対的な信頼を得るに至らなかった。やはりストッパーは常にブルペン待機して試合感覚を鈍らせることがあってはならないもの。そこにきてルーキー三瀬にその大役が回ってきた。制球の良さと右打者の内角を思い切り突ける度胸が城島のリードにはまり新守護神としての定位置を掴んだ。三瀬のスライダーは今や伝家の宝刀として他球団に恐れられるほど・・。そして山田の復帰も大きかった。本来、先発完投にこだわる山田だが、右肩の故障でマウンドに立てない経験が生きたのか、与えられたチャンスに対し謙虚に結果を求める姿勢が出てきた。それが2004年版勝利の方程式の一角を担う不動のセットアッパーとしての地位を確立した。今ではゲーム終盤の「ピッチャー、山田」のアナウンスに観客が勝利を確信したかのように大歓声が上がるほどに・・。 先発陣は斉藤がいまだに調子が上がらず5勝止まりで防御率も6点台と低迷・・。代わって2年目新垣が安定したピッチングを続けている。首脳陣はあくまで「和巳がエース」というこだわりがあるが、ここは後半戦の柱を新垣にして斉藤の負担を少し軽減することも必要だと思う。斉藤は球威というより粘りで勝ってきた投手。今季はその粘り強さがなく簡単に大崩してしまうシーンが多い。新垣はここ一番で150km/hを超す直球と空振りの取れるスライダーがある。開幕当初はカーブを覚えたことによるスライダー障害が出て打ち込まれたが、今はきっちり修正して大崩れすることがない。柱となる投手の最低条件は「試合を作れること」。今の斉藤では試合を作るどころかぶち壊してしまう恐れがある。それだけに大事なカードの初戦は新垣で回していくようなローテが望ましい。ただあくまで斉藤が現状維持のままなら・・という前提である。和田は開幕出遅れもきっちり7勝するところはさすがだ。ただ得意だった西武に攻略されおり今季は1勝2敗とやや苦戦しているのが気になる。勝負所の8月はアテネ五輪で不在となるためそれまで勝ち星を伸ばしておきたいところだ。グーリン、星野は好不調の波が激しかった。特にこの2人がロッテ戦でやられたことが対戦成績にも出てしまった(vsロッテ→星野 1勝2敗 防7.20、グーリン 0勝2敗 防8.05)。
残り52試合は総力戦になってくるだろう。先発にはファームで好調の馬原、寺原の1軍復帰が待たれる。和田不在と夏場を乗り切るためにも絶対に必要な駒だ。またボイルズ、メルカドにとっても汚名返上を懸けた背信投球が続くだろう。外国人枠の関係もあり生き残りを懸けて臨んで欲しい。倉野を中継ぎに戻せれば中継ぎが充実する。ここまでチームの完投数は12。和田(6)、新垣(5)で11だからこの2人以外は今後も継投策が明暗を分けるだろう。現在、1試合当たり3.1人投入している。勝ちパターンであれば迷わず山田、三瀬を投入できるが、1-2点のビハインドでの中継ぎ陣が課題だ。11度の2桁失点負けが示すように一旦崩れ出すとどうにも止めれないのが脆さでもある。リードされた中盤を凌げるようになればもっと貯金は増えてくるだろう。 いずれにせよ、今季のホークスは連勝、連敗を繰り返す出入りの激しい野球を展開している。昨季は連敗の少ない戦いが出来ていたが、これも斉藤という負けない軸が居たからこそ。今季は岡本、篠原不在のなかいちおうの“勝利の方程式”という形は確立された。いかに序盤にリードを奪い中盤〜終盤へ継投できるか?8月は攻守の要城島不在で正念場を迎える。ここで貯金20(+3)で乗り切れれば1位でプレーオフインも期待できるのではないだろうか。 |
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| 2004/7/16 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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