拝啓 コミッショナー殿
 〜明日から出来るプロ野球改革〜

by日本野球探訪館(PCsite)


2004.6.27記
 
前略
 ここ最近は、急遽飛び出してきた近鉄・オリックス合併問題で、世も眠れぬ日々を送っていると信じております。
 「信じている」という表現を使ったのは、いままでのコミッショナーたちが、あまりにも無策で、球界に悪だけをもたらして、いつの間にか姿を消していたからです。あなたは、珍しく、彼らとは違い、さまざまな問題に、どちらかといえば積極的にコメントをしていますから、今回の問題についても、何らかの意見をお持ちだと思うのです。
 しかし、ノンビリと方向性を検討する時間は、今回の事件には与えられていません。悪名高い、ナベツネ氏が話をまとめる前に、コミッショナーに与えられた権限をフル活用して、球界を導く義務が、あなたには与えられているのです。
 そこで、僭越ながら、何件か、明日から、もしくは来年から出来る改革案を、いくつか提示して差し上げましょう。

@試合時間の短縮
 現在のプロ野球の試合時間は長すぎます。サッカー、バスケットボールのように時間が決まっているスポーツや、バレーボール、卓球のように先取点が決まっているスポーツには、試合時間の制限は要りません。しかし、野球は、9回終了時点で試合終了、という、なんともはっきりしない試合終了のルールしか取り決められていません。
 長い試合であっても、それが密度の濃いものならかまわないのですが、野球の場合は投手がボールをキープしたり、打者が打席を外したりすることによって、間延びした試合が生まれやすい状況にあります。
 メジャーリーグでは、コミッショナーが、「イニング間の攻守交替時間を2分5秒以内」「走者がいない時の投球間隔を12秒以内(以前は20秒以内)」との通達を出しました。これで、試合の平均時間が2時間46分に縮まったといいます。
 これは、明日から出来る改革です。今日、通達を出せばいいわけですから。

Aドラフトの完全ウェーバー化
 長年言われ続けていることですが、ドラフトでは、大物選手獲得時の高校・大学野球部の監督に対する、不透明な裏金が存在しています。規定どおりの契約金(1億円)なら、獲得選手全員にそれを支払っても10億円以下。しかし、その数倍にも及ぶ大金がないと、洪素材が獲得できないことで、裏金を捻出→財源不足→裏金不足→獲得選手の小粒化→球団低迷による財源不足といった悪循環が始まるのです。
 これを打開するためには、ドラフトの完全ウェーバー化を実施するしかありません。
 本来、球団間の戦力獲得チャンスを均衡化するためにはじまったドラフト制度。今こそ、その減点に帰るときです。


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